全国公立小中学校事務職員研究会

　東日本大震災という未曾有の大災害から４ヶ月余り。
被災地では未だ多くの方々が不自由な生活を強いられている中での開催にもかかわらず、東北地方をはじめとする全国各地から大勢の皆様に参加していただき、無事に大会を終えることができましたことに、心より感謝申し上げます。

　被災地の復興支援のために、今私たちができることは、今回の大会を通して、全国の事務職員に鳥取の元気をお届けすること。そして、新たな事務職員の役割を見出し、自ら考え行動に移すことが、これから日本の未来をしょって立つ子どもたちを支援することにつながると信じて、準備に取り組んできました。その思いは、皆さまに届きましたでしょうか？

　おかげ様で、２１５２名の参加者を得て、片山総務大臣の記念講演も開催することができました。皆さまとのお約束を果たせたことに実行委員一同ほっと胸をなでおろしているところです。
　会員数２００名の小さな鳥取県で初めての全国大会を開催するにあたり、今までさまざまな苦労もありましたが、閉会式後のお見送りの際には全国の皆さまから笑顔とねぎらいのお言葉をいただきました。その瞬間、鳥取大会を開催して本当に良かったと心から思うことができました。ありがとうございました。
　一人一人が知恵を出し合い協力しながら、気づかない部分を補い合って開催した今大会の成果は、きっとそれぞれの職場で地域や教職員との『協働』につながり、子どもの豊かな育ちとなって実を結ぶことでしょう。

　最後になりましたが、大会開催にあたりご尽力いただきました鳥取県教育委員会をはじめ、さまざまな教育関係団体、鳥取市各機関の方々、そして長い間私たちを支えてくださった職場の教職員や県事研OB、会員のご家族に改めてお礼を申し上げます。

追伸
　閉会式翌日に飛び込んできた「新潟・福島記録的豪雨により３５万人に避難勧告・指示」のニュースに接し、その地域にお住まいの方や学校にお勤めの方は大丈夫だったろうかと心配しています。また学校が避難所になり、休む間もなく働いておられる事務職員の方もあるかも知れないと思うと、胸が痛みます。どうかご無事でありますように・・・
　

鳥取大会副実行委員長　　若桜　由紀子